2020.09.24
ピアノを譲ってもらう時の注意点とは?
こんにちは。
能美市のピアノ教室、
いしくらピアノ教室です。
ピアノを習い始める時や、
電子ピアノからピアノへ楽器を変える時に、
友人や知人からピアノを
譲ってもらえる方がいます。
もう使ってないピアノだから、
譲ってもらえる事になりました、
と嬉しいのは分かりますが、
ちょっと、考えてみましょう。
そのピアノ、
一体いつから使ってないのでしょうか?
①つい最近まで使って、
調律も定期的にしてきたピアノでしょうか。
それとも、
②何十年前から蓋も開けずに弾かれないまま
調律もせず置いてあったピアノでしょうか?
さて、
そして次の質問はどうでしょうか。
①と②のピアノの状態は同じでしょうか。
またどちらのピアノが悪い状態かわかりますか?
すでにお分かりだと思いますが、
①の方が②より良いのは明らかです。
ピアノは良い状態をキープして
長く大切に使うには、
ピアノを弾き続けることと、
調律などのメンテナンスをする、
の両輪でやっていく必要があります。
(それでも何十年経てば、
やはり古くなり劣化は見られます)
何十年と弾かれず蓋も開けられず、
放置されているピアノは、
劣化で色々なトラブルが起こっている事が
あるので注意が必要です。
例えば…
●鍵盤を押して下げた後、元の高さに戻らない、
●鳴らない音がある、
●音が悪い、ビーンとなる、又はこもる、
●中でカタカタいう、
●ペダルが効かない、
●鍵盤の表面が割れている、
●鍵盤の重みが変わった(軽くなる)
など。
ピアノの状態にもよりますので
一台一台違いますが、
このような事が起こり得ます。
※譲り受けるピアノがすべて悪いと
否定しているものではありません。m(_ _)m
譲り受ける際には、
念のためピアノの状態を弾いて確認し、
納得してからにしましょう。
自宅に設置しましたら、
必ず調律しましょう。
ピアノは、使われ方や置かれていた環境で
状態が変わる楽器です。
そのことを知って、
気持ち良く譲り受け、
また大切に使って欲しいですね。